録音に関連する機器
左の2枚の写真はオーケストラやジャズの演奏を生録音するときに使用する、金田式DCマイクと呼ばれているマイクの外観と内部の写真です。マイクケースの上部には90度の角度でSCHOEPS(ショップス)のMK4というマイクカプセル(マイクの先端の部分)が2個取り付けられています。
マイクの筒の部分に内臓されていたマイクアンプは使用しないで、2枚目の写真のプリント基板の高性能回路に置き換えるという改造をすることにより、この1本のワンポイントステレオマイクだけでオーケストラやジャズの演奏を自然な音質で録音することができるようになります。
マイクカプセルを動作させるのに必要な60ボルトの電源とマイクケースに内臓したDCアンプの動作に必要な±30ボルトの電源は多数の電池を直列に接続して作ります。音は下記のページでサンプル音源をダウンロードして確認できます。
左の写真は生録音した音源を試聴する時に使用するスピーカーです。もちろん、ふだん音楽を楽しむ目的で使用する機会の方が多いのですが・・・
低音用の38センチ口径のスピーカーはアルテックの416-8A、中音用と高音用のホーンスピーカーは「オンケン」というちょっと耳慣れないメーカーのスピーカーユニットを使用しています。
生演奏の音とそっくりな音を再現しようといろいろ試行錯誤してこのスピーカーにたどり着きました。低音用、中音用、高音用の3つのスピーカーそれぞれに専用のアンプを使用する、マルチアンプ方式といわれるものを採用しています。
サブスピーカーとしてシングルコーンのスピーカーが大きいスピーカーの上に乗っていますが、こちらはほとんど使用していません。
写真に写っているレコードとCDはロスアンジェルス・フィルのマーラー 交響曲第3番(ズービン・メータ指揮)です。演奏も録音も素晴らしい音源だと思います。